歯科保健事業の報告


この事業は、横浜市内の児童、生徒のむし歯及び歯周疾患予防対策の一環として、横浜市教育委員会の委託を受け、横浜市学校保健会の歯科衛生士が横浜市立小・中・特別支援学校へ巡回して歯科保健指導を行うものです。平成24年度で54年目となりました。
 平成24年度の巡回校数は、小学校341校、中学校57校、特別支援学校10校で、歯科衛生士6名で巡回しました。
 歯科巡回指導では、おもに次のような内容の指導を行っています。


【小 学 校】
① 1クラス1単位時間の中で、歯垢染色剤を用いてのブラッシング指導
② みがき残しや歯肉の状態を児童に個別に伝える歯と口の健康チェック

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【中 学 校】
① 歯科検診時に並行して、学校歯科医による診断結果の説明やワンポイントアドバイスなどの個別指導
② 歯科検診の結果をもとにした生徒への個別指導や集団指導

【特別支援学校】
① 児童生徒の状況に合わせたブラッシング指導や歯と口の健康チェック
② 1クラス1単位時間の中で、歯垢染色剤を用いてのブラッシング指導

 その他に、小中合同学校保健委員会にも参加しました。
 同じ地域で育つ小学生と中学生がひとつのテーマについて話し合いを持つ場に参加し、生活習慣の変化や歯と口の健康の大切さについて助言しました。
 また、中区の本町小学校では、「健康ランド」と称して、体・健康について学習したことをまとめ、1週間掲示・発表体験する取り組みを行っています。その中の1つとして学校歯科医と学校保健会歯科衛生士でブラッシング指導を行っています。
 各学校で様々な取り組みを行っているなか、歯科衛生士として今後も働きかけていきたいと思います。

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