「瀬谷支部の活動について」


支部長 平川  一博

 瀬谷支部は小学校11校、中学校5校で構成されています。校数は少ないのですが、小学校の場合、700人以上の学校が6校あり、区全体での児童数の合計も7,700人を越えています。また、中学校も800人以上が2校あり、他の3校も400人以上の生徒数となっています。校数が少ない分、共通理解が図りやすく、小中学校間の交流のパイプも自然に太くなる瀬谷区の良さを活かして活動しているところです。 

 6月の支部総会で、22年度の区の研究主題を『生涯にわたり児童・生徒が主体的に取り組む健康教育の推進』と決め、同日開催の合同研修会では、臨床心理士であり、県のスクールカウンセラー・スーパーヴァイザーでもある大草正信先生に「より良い子どもを育てるために」という演目で講演いただきました。子どもの意思や理性に関係なく自然に湧出する思い(一次意識)と、それをもとにして子どもが創る適応的な思い(二次意識)を大切にして対話をすることの重要性を、わかりやすくお話しいただきました。保護者からは子育てをする上で、大変参考になる内容だったという感想が多数寄せられました。

 1月の支部保健大会では、瀬谷子どもクリニック・今井満先生に『「大丈夫?メディアづけの子どもたち」~ノーテレビデーの試み~』という内容で内科校医部会の提案を、また、講演では、めぐみ在宅クリニックの小澤竹俊先生に『いのちはなぜ大切なのか?』の演目でお話いただきます。どちらも、大変充実した意義深い研修になるものと、今から楽しみにしております。