「港南支部の活動について」


港南支部 野﨑 育子

 12月の保健大会では、森薫先生をお招きし、「親と子のコミュニケーションスキルをアップさせる“しずかちゃん型アサーシブ”」についての講演を聞きました。森先生からは具体的な問いかけが、いくつも出され、その度に私達は、会話のあり方を考え、導かれていくようでした。

image53.gif「ある日突然、母親や教師に向かって、子どもが、おばさん!と言い出したらどうしますか?」「おばさんとは何だ!」が、 
すぐ、頭に浮かびました。それは、ドラえもんのジャイアン型表現。「今、傷ついた。お母さん(先生)は、おばさんと言われて悲しかった。」これがアサーシブなしずかちゃん型の表現です。「おばさんなんて言わないで…」という気持ちを正直に伝えることが大切です。今、ここにある感情だけを事実の大きさで表現すること。かっとなりそうな時には、一呼吸おく余裕を持ちたいと思いました。

 さて、「アサーシブ」は、アメリカが発祥の地。日本では、「言わないでも裏を読んで気づいて欲しい」と思う人が多いですが、アメリカは、言わないと伝わらない文化です。大切なのは、自分の感情を伝えるだけにして、相手の領域に批判や攻撃をしないこと。森先生が、繰り返し言われた“I am ok. You are ok.”を1人1人の心の合い言葉にしたいと思いました。