「南支部の活動について」


支部長 鳴本 敏子

 支部保健大会より 勝間田先生の発表から 
 -歯科保健事業への感謝と思い-  
 南支部及び市保健大会において歯科校医部会の勝間田先生により、「南区内の小中学校におけるDMF指数(1人平均のむし歯本数)」というテーマで、南区内だけでなく、横浜市全体のDMF指数の状況を、膨大かつ詳細なデータをもとに発表をしていただきました。 
 先生は発表の中で、今後も確実にDMF指数(*市平均H21では小6の0.78本、中3の2.0本)は減少していくとおっしゃっています。そして、このDMF指数の減少に寄与した活動として、各学校が保健教育を通して口腔内の健康への意識を向上させてきたことを取り上げていらっしゃいます。継続的な歯科巡回指導における歯みがき検査やブラッシングの重要性を認識させてきたことで、むし歯予防に対する児童の意識が高まったことは、重要な要因となります。また、学校保健委員会の開催や健康診断によるむし歯の早期発見によって、児童のむし歯傾向の把握や対策に向け、学校職員だけでなく、歯科衛生士の協力により指導の強化にあたったことも大きな効果を上げていると言えます。
 しかし、中学生のDMF指数の状況をみると、現在、中学3年生のDMF指数は、小学6年生の指数に比較し、約2.5倍(*市平均)という結果が出ています。
 今後もさらに、歯科衛生士による歯科巡回指導の協力を継続しながら、児童の健康に対する意識を確固なものにしていく必要があると考えています。
 『健康は歯から』といっても過言ではありません。健康でたくましい心と体をもった横浜の子どもたちを育てていくために、歯科保健指導の重要性を感じています。

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